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大阪桐蔭、横浜… 「名将」から「若手」へ監督の世代交代も

名将から若手へ

 甲子園通算50勝の馬淵史郎監督(62)率いる明徳義塾が高知大会決勝でまさかの敗退。歴代最多となる通算68勝の高嶋仁監督(72)が指揮し、選抜決勝で敗れた大阪桐蔭へのリベンジを誓った智弁和歌山も、1回戦で甲子園を去った。

 名将の姿が早々に消えたこの夏、大阪桐蔭の西谷浩一監督は3回戦で歴代単独3位となる52勝目を挙げ、48歳という若さで横浜の渡辺元智前監督や、帝京の前田三夫監督の勝利数を超えた。

 高校野球界も世代交代の時期に差し掛かってきているのかもしれない。

 西谷監督よりさらに若手の指揮官として名前を挙げたいのが、横浜の平田徹監督(35)だ。2015年に渡辺前監督の後を継ぎ、以降3年連続で夏の甲子園に出場。南神奈川大会の開幕直前、1年夏から中軸を打ってきた万波中正を、一時はメンバーから外す荒療治で不調からの脱却を促した。

「投手陣や調子の上がらない野手を、時には“干す”こともします。言葉が正しいか分かりませんが、信賞必罰の姿勢で選手と接してきました」

 2回戦では昨年王者の花咲徳栄(北埼玉)と対戦。プロ注目のスラッガーでエース・野村佑希から5点を奪ってマウンドから引きずり下ろした。4番の万波が初戦も含めて計9打席で安打なし。試合後、苦笑いしながら言った。

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