7月上旬に高熱を腹痛を訴え入院した長嶋茂雄さん(82才)。胆のうの調子が悪く、8月上旬の段階では面会謝絶の状態だったという。現在は、長嶋さんの次女であるフリーキャスターの長島三奈(50才)や長嶋さんの現役時代から運転手を務める80才になる男性Aさんが懸命の看病を続けている。
ミスターの本当の容体はいかなるものか。関係者は「一進一退が続いている」と明かす。
「お盆のあたりは少し体調を持ち直し、ゼリーやおかゆが食べられるようになりました。もともと長嶋さんは食欲が旺盛でしたが、入院後はほとんど食べられなくなり“体力が落ちる”と不安でした。少しでも食欲が回復したので周囲は安堵していました」(球団関係者)
だが、お盆を過ぎた18日の夜、小康を保っていた長嶋さんの状態が急激に悪化し、関係者は凍りついたという。
「どうやら胆のうが悪くなったのではなく、併発した病気が原因で容体が悪化したそうです。内科だけではなく脳外科の先生も治療に加わったようで、脳に何らかの異変が生じた可能性もあります。その夜、情報を入手したスポーツ紙の巨人担当記者が大手町の読売新聞社にある巨人の球団本部に続々と集まり、何か発表があるのではと待ち構えた。しかし、実際には発表はなかった。それ以降、スポーツ紙の記者たちは“本当の回復状況を調べなくては”と、水面下で関係各所への取材に奔走しています」(テレビ局関係者)
事態が静かに進行するなか、注目されるのは長男・長嶋一茂(52才)の行動だ。一茂は、長嶋さんが危機の中、ハワイに飛び立った。
「一茂さんは長嶋さんの見舞いに訪れておらず、容体については旧知の球団関係者から聞いているそうです。三奈さんから直接、聞ければ細かな病状がわかるのですが、脳梗塞で倒れて以来、長嶋さんの復帰時期などをめぐって一茂さんと三奈さんに芽生えた意見の食い違いが今も解消されていないので聞きづらいようです。リアルタイムで情報が入ってこないので、一茂さんとしては“回復の兆しがあるから日本を離れても大丈夫”という判断をしたのでは」(長嶋家の知人)
病床の父を残しハワイに向かうことについて、留守を預かる一茂の妻に話を聞くと、「主人は出張中です。(長嶋さんの)入院の連絡はいただいていると思いますが、ご存じの通り、忙しいので。主人のスケジュールは全部管理していないので、お見舞いに行ったかどうか私にはわかりません」と語るのみだった。
国民的ヒーローの容体は重大な局面を迎えている。関係者の祈りが届き、長嶋さんならきっと形勢逆転のホームランを放ってくれるはずだ。
※女性セブン2018年9月6日号