睡眠の質には「寝具」も密接にかかわる。
昔ながらの「畳に布団」に慣れている世代でも、快眠セラピストの三橋美穂氏は「ベッドに変えたほうがいい」と指摘する。
「部屋の中の埃は床上30センチくらいで対流しているので、布団だと埃が体内に入りやすく、高齢者は呼吸器などに影響を受けて寝苦しくなり、睡眠の質が低下しやすい。だんだんと体力が衰えてくる高齢者には、ベッドのほうが起き上がりが楽という利点もあります」
ちなみに快適な睡眠を招くベッドのマットレスは、「仰向けになった際にお尻が沈みこまない程度の硬さがベスト」(三橋氏)とのこと。
※週刊ポスト2018年8月31日号