ゴールの120メートル手前、満身創痍の身体を一歩、また一歩と進めていたみやぞん(33)はふと足をとめた。会場の日本武道館前に駆けつけた群衆から盛大な拍手が湧く。ガッツポーズで応え、サンバイザーを取って深々と頭を下げた。『サライ』の大合唱が響く武道館に入ると、汗と涙で顔を濡らし、感無量の表情でゆっくりとゴールテープを切った──。
8月25・26日に放送された『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)は感動のフィナーレを迎えた。恒例のチャリティーマラソンは、水泳1.55km、自転車60km、マラソン100kmという史上初のトライアスロン形式で行われ、お笑い芸人のみやぞんが挑んだ。
レギュラー出演する『世界の果てまでイッテQ!』で驚異的な身体能力を披露してきた彼だが、2日目の最高気温は37度超の猛暑で、途中予定より1時間遅れるハプニングもあった。ゴール後のインタビューで「途中で何度も諦めそうになった」と語るほど限界に達していたが、気温が下がると一気にペースアップ。見事、放送時間内の午後8時45分に完走した。
視聴者に感動を与えたみやぞん。しかし、そこに水を差すような報道が一部であった。
「『週刊文春』(8月30日号)で、みやぞんのギャラが2000万円だと報じられました。番組の性質上、出演者が高額なギャラをもらっていると思われるのはイメージが悪く批判も多いので、いつも前向きなみやぞんも心を痛めた様子でしたよ」(芸能関係者)
日テレ関係者は「そもそも2000万円報道はウソ! そんな額じゃありません」と報道を否定する。
「毎年、チャリティーランナーのギャラは800万円ほどが相場でした。ただ、今回はトライアスロン形式で3競技に挑戦することから、練習量もぐっと増えるので、特別に約1100万円で契約になったようです」
1100万円でも十分高い!と思うかもしれないが、ほかの出演者はというと、
「スペシャルサポーターの南原清隆さんは約1200万円、応援団長の出川哲朗さんと総合司会の羽鳥慎一さんが約1000万円だそうですから、あれだけの時間と労力をかけている割には少ないと思います」(前出・日テレ関係者)
しかし、こんな特典も待っているという。