最近、「浮気された妻=サレ妻」を主人公にしたドラマが続いている。今年4~6月に放送された中谷美紀(42才)主演の『あなたには帰る家がある』(TBS系)や、年初の『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)などが人気となるなど、不倫が一般的なものとなっているようだ。たしかに、SNSで出会う人も多いだろうし、マッチングアプリを使って割り切った関係を楽しむ人もいるだろう。
しかし、不倫がバレればもちろん夫婦関係に亀裂が入る。離婚に発展してしまうこともあるもの。東京・池袋に本社を置き、全国に相談室を展開する探偵事務所「MR」の岡田真弓社長が、実際に見た不倫のケースをプライバシーに配慮しつつ紹介する。
不倫関係がどれだけ続くかでも夫婦の命運は変わる。夫の不倫期間が1年だったA子さん(38才)と、3年半に及んだB美さん(40才)のケースを見てみよう。
夫の不倫発覚後、両者とも離婚を望まず、何度も夫婦話し合いの場が設けられた。だが結果は、A子さんが「やり直し」、B美さんが「離婚」と明暗が分かれた。
「不倫では“恋愛ドーパミン”が分泌されて一時的に相手に夢中になるけど、経験上、その効果は1年半ほどで切れ始めます。だから1年半以内の交際だったら、それぐらいのタイミングで“熱”が冷めて後戻りしやすい。
一方でそれを超えると、『恋』ではなく、『情』が移るようになって関係がなかなか切れなくなります。不倫が3年以上も続くと別れさせるのが相当難しくなります」(岡田さん)
やはり長期間に及ぶ不倫は、夫婦関係を破壊する可能性が高いのだ。
※女性セブン2018年9月13日号