頭のいい子が育つ家は、親と子がコミュニケーションを取りやすく、子供の好奇心をかき立てる家だった! 勉強する環境に欠かせない“道具(ツール)”をどう活用すべきかを紹介する。
まずは照明はどのようなものが望ましいのだろう? 間接照明やシャンデリアなど、光量の少ない落ち着いた明かりの下で勉強するのはご法度。ちょっと明るすぎるかな、と思うぐらいが勉強に適しているという。約2250件もの家庭で勉強を教えてきたカリスマ家庭教師の西村則康さんはこう語る。
「文字は鮮明な状態で視界に入れた方が記憶しやすい。視力が低下すると成績も下がるといわれており、これは、落ちた視力で黒板の字を見ても輪郭がぼんやりとしか見えず、印象に残りにくいからです。
明るさが足りなければ、机には、利き手と反対の位置に電気スタンドを置き、影を作らないように気をつけながら、文字が鮮明に見えるように明るく照らしてあげましょう」
続いて、難関中学に合格した子供の家を10年以上調査した教育学習環境研究者の四十万靖(しじま・やすし)さんはホワイトボード活用をこう語る。
「ホワイトボードなどを設置するなら、親の目が届く位置にし、子供が書いている文字や絵に対して、問いかけたり感想を言ったりできるようにしてください」
親が反応を示すと、子供は書くことが楽しくなり、幼い頃から文字を書く習慣が身につく。さらに、親子のコミュニケーションツールにもなる。
※女性セブン2018年9月13日号