いよいよ佳境に突入している今シーズンのドラマ。中でも、注目を集める作品のひとつが山崎賢人演じるサヴァン症候群の小児科医・新堂湊が、上野樹里演じる先輩医師らとの交流を通じて成長していく姿が描かれる『グッド・ドクター』(フジテレビ系)だ。上野の義母・料理愛好家・平野レミさんもこのドラマのファンのひとり。
毎週欠かさず見ているというレミさんは、興奮気味にこう語る。
「ドラマに出てくる役者さんって、みんな顔が小さくて格好いいしきれいだから、どうしてもリアリティーが感じられなくて、正直普段ドラマは見ないの。だけど、樹里ちゃんが出ているから『グッド・ドクター』だけはチェックしてるのよ」(レミさん・以下「」内同)
ドラマには山崎以外にも、藤木直人や戸次重幸のようなイケメン俳優が出演しているが、注目しているのは“三枚目”浜野健太だという。
「樹里ちゃん目当てに見ていると、気になってくるのが黒縁めがねをかけた小柄な浜野さん。あの人が出てくると、なんだか親近感がわいてホっとしちゃうのよ(笑い)」
浜野の役どころは、子供たちから大の人気者として慕われている看護師。院内のムードメーカー的存在だ。
「彼がとくに素敵なのは、小児科で子供たちと接しているシーン。子供たちの演技がすごく自然なの。それは浜野さんが子供たちの良さを引き出しているからじゃないかしら。もし顔の小さい、イイ男がこの役を演じていたら、あんな自然な雰囲気は出なかったと思うのよ」
浜野に胸キュンしつつも、もちろん義理の娘である上野の演技はしっかりチェックしているレミさん。「新堂先生を一生懸命支えようとする姿を、すごく上手に演じてるでしょ?」と大絶賛。毎週、ドラマが終わるとすぐに電話して感想を伝えるのだという。
「ドラマが終わって電話すると、樹里ちゃん、さっきまでとは全然違う元気な声で『もしもし!見てもらえましたか!?嬉しい!』って言うのよ。だから思わず『全然声のトーンも質も違うじゃない』って言ったら、『そりゃあ、女優ですからちゃんと演じますよ!』だって(笑い)。あと少しで終わっちゃうのはさみしいけれど、樹里ちゃんと『終わったら海外でもどこでもいいから行きましょう』って約束したから、パスポートだって取り直したわよ!樹里ちゃん、毎週あんなに一生懸命がんばってるから、早くご褒美旅行に行きたいわね。どこがいいかしら」
レミさんの長男はロックバンド・TRICERATOPSの和田唱で、2016年5月、上野と結婚した。レミさんにとって、上野は“グッド・ドーター”と言えそうだ。
◇平野 レミ(ひらの・れみ)
料理愛好家・シャンソン歌手。主婦として家庭料理を作り続けた経験を生かし、”シェフ料理”ではなく、”シュフ料 理”をモットーに、テレビ、雑誌などを通じて数々のアイデア料理を発信。また、講演会、エッセイを通じて、明るく元気なライフスタイルを提案。 進化したレミパン「レミパンプラス」やエプロンなどキッチングッズの開発も行う。東京生まれ。