「どう見てもゴルフ初心者のスイングにしか見えない」と話題になっている。9月2日に最終日を迎えたフジサンケイクラシックで25位タイに入った韓国のチェ・ホソン(44)の“超変則スイング”のことだ。
「アドレスからトップまでは普通だが、インパクト後に体の勢いに任せて右足を上げ、左足を軸にバレリーナのようにクルッと回転してしまう。しかも毎回、微妙にフィニッシュが違っている。グリーン上では打った瞬間に歩き出して、バーディを決めると“ゲッツ!”と、かなり古いギャグのポーズ。フジサンケイでもギャラリーの笑いを誘っていました」(ゴルフ担当記者)
プロフィールも独特で、「韓国の港湾都市・浦項で生まれ育ち、一度は地元の水産加工工場に就職したが、25歳で初めてクラブを握ってから独学で猛練習。プロになった」(ツアー関係者)という苦労人で、日本ツアーに本格参戦した2013年以降は5年連続でシード権を確保している。
奇妙なフォームの理由を本人は「歳とともに飛距離が出なくなり、距離を伸ばそうとして大きなスイングになった」と涼しい顔で説明している。たしかにドライバーは平均284ヤードを誇るが、それならアマチュアゴルファーもあのフォームを真似ることで、加齢による飛距離の衰えをカバーできるということ?
沼沢聖一プロに聞いてみると、「絶対に真似しちゃダメです」とバッサリ。