都心屈指のラグジュアリースポットとして知られる東京・代官山。海外ハイブランドのショップやスタイリッシュなレストランが立ち並ぶ街角に、1棟の高級マンションが建つ。駅から歩いて5分ほどの超好立地。その最上階近くに、マンション内でも特別に広い間取りをとった100平方メートル以上の一室がある。1か月の家賃は50万円をゆうに超える。
ここが、9月11日早朝に覚せい剤の使用で逮捕された高橋祐也容疑者(38才)の自宅だ。大女優・三田佳子(76才)の次男にして、これが4度目の薬物逮捕という“世紀のドラ息子”である。
「祐也容疑者は前日の夜、渋谷の飲食店で一緒に来店した男性と激しい口論になり、夜9時前、店の通報で警察が駆けつけました。あまりに言動が不審だったので、警察が薬物使用を疑い、任意で尿検査を求めたが、祐也容疑者が拒否。結局、捜査令状がとられて翌朝に緊急逮捕になりました。
かつて事件を起こした時には、三田譲りの端正な顔立ちでも知られましたが、今は激太りしていて、当時の面影はまったくないそうです」(全国紙社会部記者)
1998年、18才のときに豪邸自宅の地下室で「覚せい剤パーティー」を開いて、1度目の薬物事件を起こした。2000年が2度目で、2007年に3度目の逮捕をされたときは27才。このときは刑務所に服役もしている。そのとき、記者会見を開いた三田はこう話した。
「これが最後になるように努力していきます」
さらに、三田が祐也容疑者に、高校生のときに小遣い月50万円、成人してからも月70万円を渡していたことが明らかになり、世間では「母親失格」の大合唱が起きた。
3度目の逮捕までは舞台やVシネマ、歌手などで細々と芸能活動を続けていた祐也容疑者だったが、その後は活動休止状態が続いている。なお、今回の逮捕時の警察の発表によると、祐也容疑者は現在、「職業不詳」だ。
祐也容疑者は2010年2月、一般女性と結婚し、9月には長男が誕生。その際、三田は「本当に私、おばあちゃんになっちゃうのね」と大喜びし、「子育ては本当に大変。祐也も父親になることで自覚も出て、人生を見つめなおすのではないでしょうか」とコメントを出した。
だが、祐也容疑者の逮捕は“最後”にならず、長男誕生を機に“人生を見つめなおす”こともなかった。三田家をよく知る関係者が証言する。
「祐也くんは出所後も、女性問題や暴力沙汰はしょっちゅう。なぜ表沙汰にならなかったか? そのたびに実家に連絡し、示談金で処理してもらってきたので、刑事事件にならなかっただけです」
昨年秋、不倫交際中だったアイドルグループ『乃木坂46』の元メンバーに執拗に暴行を加え、警察沙汰を起こしていたことが報じられた。