13才で入所して以来23年間、ジャニーズの“顔”として第一線で活躍し続けてきた滝沢秀明(36才)が、9月12日に突然、年内での芸能活動の引退とプロデュース業への転身を発表した。
「滝沢くんは、表舞台を卒業して、ジャニーズJr.の育成をしながら舞台のプロデュースに力を入れていきたいと2~3年前から周囲に相談していたようです。今後は、ジャニーズJr.を養成する学校を設立し、校長に就任。裏方として力を発揮したいとやる気のようです」(芸能関係者)
35才を過ぎアラフォーに差しかかった男の決断は、ファンならずとも世間を騒然とさせた。発表の2週間前、『週刊文春』が「芸能界激震スクープ ジャニー喜多川社長が指名 ジャニーズの後継者は滝沢秀明」と報じたからだ。
「ジャニーズ序列のNo.1、2の近藤真彦さん(54才)と東山紀之さん(51才)を差し置いて、タッキーがジャニー社長の後を継ぐというような内容に受け取れました。以来、ジャニーズのタレントには水面下で取材合戦が続いていました」(スポーツ紙記者)
実際はどうなのか。東山は滝沢が人生の選択をしたといい「しっかり協力する」とコメントするなど、好意的に受け止める声が多い。
「会社の跡目争いのように報じるサイトなどがありましたが、実際は、ジャニー社長がいちばん力を入れる舞台のプロデュースを継承していくということで、社長を継ぐという意味合いとはまったく違いますよ。タッキーとしては80代後半という高齢のジャニーさんから、受け継げる間に舞台の魂を受け取っておきたいという強い思いだったんだと思います。誰よりも上下関係を重んじる彼ですから、下克上のようなことはあり得ない」(前出・スポーツ紙記者)
ジャニーズといえば先輩後輩関係が厳しい、体育会系でも知られる。
「基本的に先輩のことを、くん付けで呼びますが、上下関係は絶対です。基本的には、事務所に入所した順番で先輩後輩が決まります。現在トップからマッチさん、東山さんと続く序列です」(前出・芸能関係者)
意外というか当然か、年齢順にいうと滝沢は上から27番目だ。