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スズキがシェア50%のインドで狙う「卵かけごはん」事業

インドの車社会の中でチャンスを見出した(EPA=時事通信フォト)

 本業からは想像もつかないサイドビジネスを展開する企業のなかでも、かなり異色の“副業”を展開する世界的企業がある。人口約13億人の大国インドで、スズキは自動車市場のシェア50%を誇る。まさに同社の“庭”ともいえる国で、驚きの事業が進行中だ。

 スズキと鶏卵業界大手のイセ食品が合弁企業を設立し、2019年から鶏卵生産・冷蔵輸送の事業に乗り出そうとしている。人呼んで「卵かけご飯プロジェクト」だ。

「インドでは生のままで食べられる卵はなかなか手に入りません。卵かけご飯は贅沢品なんです」(スズキ広報部)

 イセ食品の「インドの皆様に安心・安全で栄養価の高い卵を届けたい」という思いに共感し、鈴木は同社の小型トラックを用いて保冷物流構築に協力する。

 インドの“国民車”から“国民食”まで提供──壮大なプロジェクトに注目だ。

※週刊ポスト2018年10月5日号

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