芸能

生稲晃子 アイドル時代のグラビア撮影の葛藤を語る

『off White』(1990年 ワニブックス、撮影/木村 晴)より

 1986年におニャン子クラブに加入し、解散後が女優やリポーターとして活躍してきた生稲晃子。今では、働き方改革民間議員を務める彼女も、アイドル時代にはビキニに挑戦している。「布切れだけで人前に出るのは慣れなかった」という生稲が、思い出の1枚について振り返る。

 * * *
 カメラに目線を向けてにっこり笑う、いわゆる“ニコパチ”が苦手だったので、自然な動きを撮影していただけるグラビア撮影は好きでしたね。この写真はカメラマンも指名して、好きなラベンダー色のビキニで、自然な状況の中で撮影してもらった1枚です。それでも水着の撮影はやっぱり嫌でしたよ(笑い)。

 こんな布切れだけで人前に出ることは最後まで慣れませんでしたが、通らなければいけない道だと割り切りました。ただカメラマンの言いなりにはならず、例えばカメラマンが私のそばに来て水着の肩紐を外したら、カメラマンがその場を離れた隙に肩紐を元に戻したりしていました(笑い)。今振り返ると、そういう恥じらいも作品としてよかったのかなと思います。

【プロフィール】いくいな・あきこ/1968年4月生まれ、東京都出身。1986年、おニャン子クラブに加入。解散後は、女優やリポーターとして活躍の幅を広げ、現在は『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ系、月~金、13時45分~)の水曜レギュラー、『スイッチ!』(東海テレビ、月~金、9時50分~)の火曜レギュラーとして出演中。

※週刊ポスト2018年10月5日号

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