格闘技の興行において欠かせない存在となったラウンドガール(RG)。日本のラウンドガールも粒揃いだが、人気も規模もケタ違いの米国はもっと凄い。
世界最大の総合格闘技団体・UFCでは、オクタゴン(=八角形)の金網で包まれたリングで試合を行なうため、ラウンドガールは「オクタゴンガール」と呼ばれる。
常時約10人が所属するが、そのメンバーは豪華の一言。英国の雑誌『マクシム』が選ぶ「最もホットな女性100人」に4年連続で選ばれたアリアニー・セレステやブリトニー・パーマーなど、ワールドクラスの美女ばかり。
最近では巨人で活躍した投手、マイルズ・マイコラスの美人妻、ローレンさんも日本での興行の際にゲスト採用された。
彼女らの影響力は凄まじく、数十万人のSNSフォロワーを抱えるバネッサ・ハンソンは、トランプ政権が環境保護庁の予算削減を発表した際に噛みつきツイート。数万人のフォロワーが一斉に“いいね”する事態になり、政治的な影響力を発揮した。
だからこそ選考や仕事ぶりは厳しく審査される。かつてはオクタゴンガールとして大人気だったエディス・ラベルというモデルが大きな試合を二日酔いで欠席。それが原因で解雇される事態になったが、間髪入れずに代わりの女性の採用が発表された。
視聴者11億人を飽きさせない層の厚さはさすが本場アメリカと言える。
※週刊ポスト2018年10月5日号