テレビやネットなどでさまざまな料理レシピを目にする昨今。一体何が正しいのか? 管理栄養士の中沢るみさんが語る。
「調理器具も次々と進化し、おいしくかつ健康にもよい上手な食べ方のコツがわかってきました。例えば、アスパラガスは“グルタチオン”という美肌や老化防止効果のあるアミノ酸成分を含む野菜です。茎より穂先に栄養素が多く含まれるので、茹でる時は、穂先をできるだけお湯に入れないことが肝心。根元から少量のお湯が入った鍋に入れて短時間でザルにあげれば栄養素を逃しません」(中沢さん・以下同)
ごぼうやじゃがいも、にんじんなど、実は皮にも栄養が豊富に含まれることが解明され、野菜は丸ごと食べた方が健康的だという。
「面倒だった皮むきやアク抜きも不要。料理のハードルが下がり、手作りの料理を食べる機会が増える。結果的にそれがいちばん健康につながると思います」
◆中沢るみさん/管理栄養士・日本野菜ソムリエ協会講師。著書に『野菜の新常識 体にいい食べ方はどっち!?』(扶桑社刊)など。
※女性セブン2018年10月4日号