芸能

故・津川雅彦さん 借金が残り、妻との合同お別れ会開けず

夫婦の合同お別れ会が開けない事情とは?

「遅くとも9月中頃までにはご夫婦の“合同お別れ会”の日程が発表される予定でした。ところが、9月下旬になっても発表されないまま。予定どころか実際は、実現のメドすら立っていない状態のようです」(芸能関係者)

 大恋愛の末に1973年に結婚し、おしどり夫婦と呼ばれてきた津川雅彦さん(享年78)と朝丘雪路さん(享年82)。

 朝丘さんがアルツハイマー型認知症で亡くなったのは今年4月27日で、その時の津川さんの「おれより先に死んでくれてありがとう」のコメントは、多くの人の涙を誘った。それからわずか3か月あまり後の8月4日、妻の後を追うように、津川さんが心不全で他界した。

 ふたりの“お別れ会”は合同で行われることになったというが、津川さんが亡くなって2か月近くたった今になっても、予定が決まっていない。いったいどんな事情があるのか。

「津川さんは玩具事業で多額の借金を抱え、2008年末に朝丘さん名義の豪邸を売却。朝丘さんの父で美人画で有名な伊東深水画伯の作品も、借金返済のためにほとんど売り払ってしまった。以来、朝丘さんは湾岸地区にあるタワーマンションで暮らし、津川さんは都内の一戸建てに引っ越しました。一戸建てといっても築20年以上のこぢんまりとした賃貸物件で、名優が住むにはあまりにも質素な家です」(別の芸能関係者)

 それでも事業失敗のツケはまだ払いきれておらず、それがお別れ会が開けない理由の1つになっているという。

「借金は最終的に8億円ほどにまで膨らみ、長期に及ぶ返済計画を立てたと聞いています。津川さんの事務所は、返済処理にも頭を悩ませていて、お別れ会に手を付けられていない状況です」(津川さんの知人)

 さらに長く別居状態が続いていたことも、“合同”でお別れ会を行うことの障害になっている。

「朝丘さんが認知症だとわかってからも別居は続き、その面倒はほとんど長女の真由子さん(44才)が見ていました。最期には『おれが面倒を見る』と言って津川さんが看取りましたが、すでに“後のこと”を話し合える状態ではなかった。夫婦で所属する事務所が違うのもネック。お別れ会を仕切っているのは津川さんの事務所ですが、朝丘さんサイドの友人知人がわからず、今になってようやく事務所間で情報を共有しようとしています。スタッフが奔走し“呼ぶ人に漏れがあってはいけない”と、リストを作り始めたそうです」(朝丘さんの知人)

 多くの人から愛されたふたりゆえ、お別れ会開催までまだ時間は掛かりそうだ。

※女性セブン2018年10月11日号

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン