NHK連続テレビ小説『半分、青い。』が半年間の放送を終え、9月29日に大団円を迎える。過去の朝ドラにはないストーリーの急展開で、「鈴愛ちゃんが出産したと思ったら2日後には娘が5才になっていた! 1日でも見逃すと、話について行けなくなりそうで夢中になって見た」「ラスト1週間でユーコが東日本大震災で被害に遭うなんて想像していなかった。最後まで予測できない」と視聴者を釘付けにしっぱなしだった。
150話までの平均視聴率は21%超え。ここ5年の朝ドラでは『あさが来た』、『とと姉ちゃん』、『花子とアン』に次ぐ記録となりそうだ。
「他の朝ドラと違うのは、終盤戦になって視聴率がグングンと伸びてきていること。ここ4週は平均22%と好調です」(NHK関係者)
最終回目前、脚本家の北川悦吏子さんは、お気に入りのワンシーンはどん底の鈴愛がユーコに「逃げたヤツに何がわかる」とあたり散らす場面(6月30日放送)だと明かした。それならば──。
本誌・女性セブンは『半分、青い。』ファン219人に緊急アンケートを実施。「1~150話(4月2日~9月22日放送分)」でいちばん印象深い、好きな場面ベスト5を発表する。この結果を見て、心の準備をしながら最終回を迎えたい。
『半分、青い。』名場面ベスト5
【第1位】
「入る?」「音は怖く、風は優しく、律はあったかい」/第25週「君といたい!」9月19日放送
扇風機完成に向けて徹夜で研究していた律(佐藤健)。翌朝オフィスを訪れた鈴愛(永野芽郁)がソファで眠る律に顔を近づける。律は「入る?」と鈴愛を毛布の中へ。ふたりは初めてキスをする。
【第2位】
「ぼくは和子さんの子供で幸せだった。あなたの息子で、本当に本当によかった。 大好きだ。面とは向かって言えなくて、ごめん」/第21週「行きたい!」9月24日放送
遠隔操作で会話できるぬいぐるみ『岐阜犬』越しに和子(原田知世)と律が会話する。今まで言えなかった本音をポツリポツリと…。この8日後、和子は他界する。
【第3位】
「5秒だけ許して」「律が幸せやと、私も幸せや」/第22週「何とかしたい!」9月1日放送
家族とやり直すために、一緒に渡米することを決意した律。鈴愛は娘の花野(山崎莉里那)と東京行きを決める。いつもの河原で会ったふたり。鈴愛は「5秒だけ」と言い律の首に抱きつく。
【第4位】
「鈴愛、結婚、しないか」「…ごめん、無理だ」/第13週「仕事が欲しい!」6月25、26日放送
上京後、律に彼女が出来たことで別れ話に。それからしばらく会っていなかったふたりが、偶然、地元の駅でバッタリと再会を果たす。律は鉄橋の階段で突然、鈴愛にプロポーズする。
【第5位】
「川挟んで、名前大声で呼び合うとか、愛やないの? 違うの?」/第1週「生まれたい!」4月6日放送
亡くなったおばあちゃんとおじいちゃんをしゃべらせてあげるために「私は三途の川を挟んで糸電話をやる」と決めた鈴愛。100mの糸電話を試すために同級生のブッチャー(矢本悠馬)、菜生(奈緒)と川へ。実験は成功。鈴愛と律は何度も「りーつー」「すずめー」とお互いの名前を呼び合った。
※女性セブン2018年10月11日号