芸術の都、フランス・パリ。ルイ王朝が栄華の時を過ごしたパレ・ロワイヤルは、ルーブル美術館から歩いてすぐのところにある。宮殿の奥の回廊を抜けると、中庭が広がり、観光地の喧噪が嘘のように静かな時間が流れる──。
9月19日、その一角で赤い口紅をひいたKoki,(15才)がたたずむ一枚の写真がインスタグラムに公開されると、瞬く間に17万を超える「いいね!」がついた。
Koki,のインスタは、127万人強(9月25日現在)のフォロワーから熱い視線を浴びている。
「今回の写真では、黒いスリムパンツに七分袖のトップス。シャネルのチェーンバッグ、黒いブーツをあわせたファッションを披露していました。ファッション誌の撮影だったようです」(ファッション誌関係者)
Koki,にとってパリは、大好きな街。モデルデビュー以前にも何度も足を運んでいて、今年7月には母・工藤静香(48才)とパリコレを訪れて、シャネルのトップデザイナーとも親交を深めていた。
「デザイナーとはフランス語で挨拶をしていて、国際性を感じさせました。その後、ブルガリのアンバサダーに就任したのも、グローバルな活動を視野に入れてのことでしょう」(前出・ファッション誌関係者)
だから、Koki,がパリにいても、そこでの写真を公開しても何の不思議もないはずだった。
しかし、その写真は特別な意味をもっていた。Koki,が写真をアップした日は、香取慎吾(41才)がパリで開く初の個展『NAKAMA des ARTS』の初日だったのだ。
「個展の会場は、Koki,ちゃんがアップした写真の場所と目と鼻の先なんです。このタイミングにこのインスタ、もしやKoki,ちゃんが香取さんの個展に顔を出したのでは、とファンは騒然となりました」(芸能関係者)
約110点の作品が展示された個展の開催と、稲垣吾郎(44才)、草なぎ剛(44才)の訪問は、日本のメディアでも大々的に報じられた。
「オープニングパーティーにはちょうどパリで公演がある野村萬斎さん(52才)も参加していました。日本ではルーブル美術館で、という報道が目立ちましたが、実際には併設されている、無料で入れるアーケードにあるレンタルギャラリーの一角が会場です」(アート関係者)
ふらりと立ち寄れる環境にあるなら、確かにKoki,が顔を出し、出展者と言葉を交わしていてもおかしくはない。
「全然ないですよ! 実際にKoki,ちゃんがパリに行っていたのは8月末でしたから。写真のアップがこのタイミングになったのはただの偶然です」(前出・芸能関係者)
Koki,は、モデルとして活動の幅を広げつつあるが、本業は学生というスタンスを崩していない。
「彼女が通う都内のイングリッシュスクールのプログラムは生やさしいものではありません。彼女自身も勉強熱心で、学校を休んでまで仕事でパリへ行くことは考えられない。静香さんの学業優先という方針にもブレはないようです」(前出・ファッション誌関係者)
パリで実現したかもしれない、父の“旧友”とのランデブーは、すれ違いに終わっていた。
※女性セブン2018年10月11日号