最終18番ホール、優勝を決めるパットを沈めて両拳を突き上げたタイガー・ウッズ(42)の姿は、全盛期を彷彿させるものだった。現地時間9月23日、タイガーが米ツアーのプレーオフシリーズ最終戦で、5年ぶりの優勝を果たした。
優勝の瞬間、感極まって唇を噛んだタイガーの表情から、長く暗いトンネルだったことが伝わってきた。
2009年にクラブホステスとの不倫スキャンダルが明るみに出たことをきっかけに、モデルやポルノ女優など10人以上の愛人の存在が浮上し、長期欠場を余儀なくされた。
その後、腰のケガなどもあり、2016年は1試合も出場することができなかった。昨年5月には、薬物の影響下で車を運転したとして逮捕された。
「首にテープを貼り、リハビリをしながらのラウンドは痛々しいほどでスイングも安定しなかったが、最近は40代の肉体に適した負担の少ないフォームができあがってきていた。復活優勝は時間の問題だった」(ゴルフ誌記者)
冒頭のシーン、優勝インタビューを終えたタイガーは女性と熱い抱擁を交わした。エリカ・ハーマンさん(34)は、タイガーの新恋人とされる女性だ。在米のゴルフ関係者が話す。
「昨年の秋から、コースで見かけるようになりました。元はタイガーが経営するレストランのマネージャーとして働いていたそうですが、選手の妻や恋人に渡されるIDカードを首から提げており、タイガーが米国代表チームの1人として出場した大会では、妻や恋人たちが集まる会合にも参加。
タイガーとデートする姿や、前妻との間の2人の子供たちと一緒に、タイガーに声援を送る様子も報じられた」