日本相撲協会を退職した元・貴乃花親方(46才)は、10月4日に永田町の衆議院議員会館を訪れ、元プロレスラーで元文部科学大臣の馳浩議員(57才)を訪問。マスコミは「来年の参院選に出馬か?」と大騒ぎになり、馳氏との約1時間の面会が終わると、大勢の報道陣が貴乃花親方を囲んだ。本人は、
「以前からお世話になっていたので、引退しましたというご報告で来ました」
「(参院選出馬は)今は次、何を仕事にするだとかいうのはまだ余裕がなく…」
と出馬を否定しつつも、言葉を濁して含みを持たせた。
「『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ系)で木村太郎さん(80才)が“これはもう出馬宣言ですよ”“いちばんいいタイミングでいちばんいい形でマスコミを踊らせている”とコメントしていましたが、実際に本人は“勝算アリ”と踏んでいるのでは。国会議員になれば、外から相撲協会を変えることができるかもしれませんからね」(永田町関係者)
だとすれば、ますます気になるのが、これからの“夫婦関係”だ。昨年秋の日馬富士による貴ノ岩に対する暴行事件以降、貴乃花は稽古部屋に泊まり込み、花田景子さん(53才)とは実質的な別居状態となっている。ある後援者はこう話す。
「相変わらず別居状態は続いていますが、夫婦仲はとり返しのつかないところまで悪化しているわけではありません。たしかに自分の意見を聞き入れてもらえなくなり、独断専行に走っていることへの不満はありますが、決して見放したわけではない。もともと彼女は“相撲協会理事長の妻”になるために親方を支えてきた。それが“政治家の妻”に変わる可能性が出てきた。景子さんの心は揺れているでしょうが、現在の状況を考えれば一筋の光ともいえる」
今後の夫婦生活はどうなっていくのか──週末の夕方6時、景子さんを直撃した。
自宅前にハイヤーが停車し、しばらくすると駐車場脇の鉄製の扉を開けて、景子さんが姿を現した。淡い黄色のカーディガンに花柄のロングスカートという華やかな出で立ちで、ハイヒールの音を響かせながら、足早にハイヤーに向かう。
女性セブンの記者が「離婚する話が出ていますが…」と声をかけると、景子さんは記者を一瞥し、無言のままハイヤーに乗り込んだ。
景子さんの知人が、これからの夫婦生活についてこう説明する。
「『年下の夫を支えてきた妻』というテーマの講演依頼がひっきりなしに来ているそうなので、仕事のことを考えると、今すぐの離婚はないでしょう。それにプライドが非常に高いかたなので、離婚することで義母だった藤田紀子さん(71才)と同じ扱いをされるのは“絶対にイヤ”と思っているそう。最近では、“暴走する旦那を見守る”という点で樹木希林さん(享年75)にも近い、情が深く寛大なイメージを持つ人もいます」
これからも“耐える妻”を続けていくようだ。
※女性セブン2018年10月25日号