10月7日、日曜日の夕方6時頃、東京・渋谷の人混みを仲睦じく歩く男女の姿があった。ボーダー柄のTシャツにハーフパンツ姿の男性が手をつなごうとするが、小柄な女性は笑顔で振り払う。さらに男性は肩や腰に手を回そうとするものの、女性が「ダメよっ、もうっ」とばかりに振り払うが、その表情はにこやかそのもの。
女性は「日曜朝のメガネ美女」として知られるフリーアナウンサー・唐橋ユミ(43)だ。この日の午前中は、キャスターを務める『サンデーモーニング』(TBS系)の出演を終えたばかり。リラックスした様子の唐橋は、白いTシャツにジャンパースカートというラフな服装で、トレードマークのメガネを外し、出演時とは雰囲気がガラリと違う。
本人は自著で〈メガネを外すことは下着を脱ぐのと同じくらい恥ずかしい〉(『わたしの空気のつくりかた』より)と綴っていたが、テレビでは見せることのないメガネなしの表情も魅力的だ。
お相手の男性は、映像監督・脚本家の成瀬活雄氏(55)である。1997年に映画『不機嫌な果実』で監督デビューし、ドラマ『嫌われ松子の一生』『小さな巨人』(ともにTBS系)などの脚本も手掛けてきた。
この日は、渋谷の大衆居酒屋で食事をした後、歩いて帰路についた2人。帰り道になると、成瀬氏が唐橋の腰に手を回したり、頭や首を撫でたりしても、彼女が拒む様子はなかった。そして2人は同じマンションへ寄り添いながら吸い込まれていった──。