“有働効果”はどう出るか──各局が注視している『news zero』(日本テレビ系)は、視聴率10%だった初回以降も平均8%台をキープ、リニューアル前から2~3ポイント上昇している。別のキー局の報道番組プロデューサーは脱帽の様子で語る。
「キャスターを代えるだけでここまで数字が伸びるとは羨ましい限りです」
『news zero』はNHKを退職した有働由美子(49)を10月からメインキャスターに迎えて、装いを一新。放送終了後には『ウドウ反省会』として視聴者の意見や感想に有働自身がコメントするネット配信を行なうなど“ぶっちゃけ”キャラを活かした試みが支持されているようだ。日テレ局員はこう話す。
「本人は政治や硬派ネタに苦手意識があるようで、打ち合わせでも気負いが見られますが、視聴率で結果を出しているのはさすが。ただ、意外な“失態”があったんです」
10月4日の放送でのことだった。この日はゲストとして、日テレ社員で『金曜ロードSHOW!』プロデューサーの谷生俊美氏が登場。
「日本テレビには男性として入社しました。現在はトランスジェンダー女性として、映画と向き合って7年になります」と自己紹介して、大きな反響を呼んだ。