10月中旬の金曜の夜、30人以上の芸人、タレント、グラドルがぞろぞろと東京・下北沢のイタリアンに入っていく。雨上がり決死隊の宮迫博之(48才)、チュートリアルの徳井義実(43才)、オリエンタルラジオの藤森慎吾(35才)、グラドルの稲村亜美(22才)──この日、彼らはスピードワゴンの小沢一敬の45回目の誕生日を祝うために集まっていた。
「小沢さんには事務所の枠やジャンルを超えた友人が大勢います。この誕生日会は10年以上は続いていますが、いつも多くの芸能人で盛り上がっていますね。やはり小沢さんには人徳があるんです」(芸能関係者)
小沢の“人のよさ”は、その日も健在だった。
「8時集合だったのですが、小沢さんは1時間以上前に来ていたとか。開場後はみんなのテーブルを回って“ありがとうね”“嬉しいわ”と声をかけて、いちばん盛り上げていたようです」(テレビ局関係者)
2時間ほどの一次会は、大盛況に終わった。続く二次会はカラオケ店に場所を移して──のはずが、一度は店内に入った一行が、すぐ引き返し外に出てきた。みんなでスマホをチェックしたり、周囲の店を覗き込んだり…。
「幹事が二次会の会場を予約し忘れていて、一か八かカラオケ店に掛け合ったんだけど、やっぱりダメだったみたい。みんなで次の会場探しにウロウロしたけど、金曜の夜に30人以上の団体客が入れる店もそうそう見つからず…」(テレビ局関係者)
テレビカメラもないのに芸能人集団が右往左往している状況に周囲もざわつき始めると、次第に居心地が悪くなったのか帰りだす参加者もチラホラ。
その窮地に誰よりも機敏に動いたのが小沢だった。スマホで「朝まで営業」の居酒屋チェーン店を見つけ、すぐに電話。
「これから予約できるかな? 実は芸能人もいるから貸し切りにしたいんだけど。いける? 予約名は小沢です」
ちょうど残っていた客が帰るところで、運よく貸し切りにできたようだった。その二次会でも小沢は誰より盛り上げ役に徹していたという。小沢の奮闘がある限り誕生日会は続くだろう。
※女性セブン2018年11月1日号