おせち料理のお取り寄せ売り上げが、ここ数年伸び続けている。その理由は、「おせちを食べなくなったから」と、おせち料理のお取り寄せ情報に詳しい森田慶子さんは言う。
「おせち料理を自分で作ると、かなりの量になってしまい、核家族化が進む現代では食べきれません。お取り寄せのおせちなら、家族が食べきれる量に合わせて選べ、品数も増やせる。一度お取り寄せをしたら手作りには戻れないという人が多いんです」(森田さん、「」内以下同)
ここ数年は、健康志向が進み、減塩やアレルギー対応食、高齢者向けに食べやすくしたおせちなど、家庭で作るのは難しいお取り寄せおせちも充実。ほかにも、フレンチやイタリアン、中華など種類が豊富。もはや、どれを選んでいいかわからなくなる。
「迷ったら、仕出し店のおせちがおすすめ。仕出し店は普段から、時間が経ってから食べる料理を作っているので、冷めてもおいしい料理を作るノウハウを持っています。その技を駆使して作るので、リーズナブルでおいしいおせちが多いんです。予算は1万~2万円が目安でしょう」
料亭のおせちの場合は、2万~3万円を目安にしよう。予算が5000円なら、スーパーで売っている単品のおせちを買って、自分でお重に詰めた方が割安だ。
お取り寄せは味に不安があるという人におすすめなのが、おせちの味見ができる「おためしおせち」。500~1000円で販売しているところがある。2013年からおためしおせちを始めた「ちこり村」では、試した人の多くが、本番のおせちも購入しているという。味に納得して注文できるので、お取り寄せ初心者には安心かも。
写真は板前魂のおためしおせち(400円)。本番のおせちは9780円(送料込)~。もう一つはちこり村の手づくりおせち【おためし用】(1000円)本番のおせちは、「田舎の手づくり増量おせち」二段重3~4人前1万8144円(送料込)
※女性セブン2018年11月1日号