10月の改編で新番組が2本増えて、これで坂上忍(51才)のレギュラー番組は8本という驚異的な数字になった。
プライベートの時間を削ってでも、坂上が「実現したかった」のが、10月12日に始まった『坂上どうぶつ王国』(フジテレビ系)だ。坂上がMCを務める動物バラエティーである。
「この番組は坂上さんが信頼しているフジのプロデューサーに提案したもの。坂上さんが思い描く“人間と動物が共生する楽園の建設”という夢を、フジテレビが全面サポートする形で実現した番組です」(芸能関係者)
しかし、この番組を見た視聴者の中から、
「内容も似すぎだし、タイトルも王国と園しか違わない」
「志村けん(68才)への宣戦布告」
といった声が上がっているのだ。視聴者が問題視しているのが、『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)との関係である。
「スタジオのセットの雰囲気も出演者の配置も似ていて、どちらも出演者と動物が触れ合う番組です。何より坂上さんは『天才!志村どうぶつ園』で自分のコーナーを持つ“準レギュラー”でした。まさかの“移籍”に番組関係者は驚いています」(日本テレビ関係者)
確かに番組放送中に、その出演者が同じような番組に“移籍”するケースは珍しい。そこで本誌は、自宅近くでゴミ出し中の坂上に似通った番組を始めた理由を尋ねた。
──新番組が『天才!志村どうぶつ園』と似ていることに驚いている人もいます。
「知りませんが、ぼくが答えることではないですよね」
──フジテレビで番組を始める際に、日本テレビや志村けんさんとは話したのでしょうか。
「局と局の間で問題がなかったから放送できているので、ぼくが話すのはおかしいです。(この話自体)聞く相手はぼくじゃないでしょう」
テレビ局の編成上、何も問題がないと説明する坂上。続けて、新番組への思いをこう語った。
「番組名は“王国”となっていますが、本当は“楽園”としたかったんです。動物にとって素敵な環境とはどんなものかをリアルタイムで、探して作っていく様子をドキュメントで放送していきたいと思って、スタッフさんと話しながらやっています。そこは他とは違うところ。よその動物系の番組さんとの差別化になると思っています」
日本テレビ関係者がこう明かす。
「坂上さんがフジで動物番組を始めることを受けて、彼は『天才!志村どうぶつ園』を卒業しています。自ら身辺整理をして新番組に挑んだようです。こちらとしては複雑な思いもありますけどね…」
直撃した日、坂上は早朝から愛犬を散歩させていた。連れていたのは『志村どうぶつ園』がきっかけで飼うことになった義足のサンタだった。動物に対して人一倍強い愛情を持つ坂上。新番組は、今までにない動物愛にあふれる番組になることだろう。
※女性セブン2018年11月8日号