人気総合格闘技イベント「RIZIN」を運営する「RIZIN FIGHTING FEDERATION」は10月26日、大相撲の元前頭・大砂嵐(26)との試合契約の解除を発表した。そこから遡ること3日前、23日には、大晦日にさいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN14」のポスターが公表されたが、ファンの間からは不審がる声があがっていた。
「対戦カードはまだ発表されていないが、堀口恭司、那須川天心ら目玉選手たちがポスター上で顔を揃えていた。ファンはポスターの顔ぶれを見ながら、“どんなマッチメイクになるのか”と期待を高めるわけですが、そこに大砂嵐の顔がなかったのです」(専門誌記者)
初のエジプト出身力士として注目を集めた大砂嵐は、今年1月に無免許運転で追突事故を起こしていたことが発覚。春場所直前に相撲協会は引退を勧告し、角界を去ることになった。
「5月には総合格闘技への転向を発表し、デビュー戦(9月30日開催のRIZIN13)の相手はボブ・サップ。スタミナ切れで最後は攻撃意欲すら失う内容だったが、本人は試合後に、『大晦日にリベンジの機会が欲しい』とコメント。次戦が年末に組まれるものだと思われていた」(同前)
話題性があるのにポスターに顔がないことが不思議がられたわけだ。実はその背景に、デビュー戦後に思わぬところから“物言い”を付けられていた事情があるという。RIZIN関係者が証言する。