美容整形外科「高須クリニック」の高須克弥院長が世の中の様々な話題に、思いのままに提言をしていくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、高須院長が参加している、総務省の『異能(inno)vation』という企画についてうかがいました。
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──10月24日に行われた『OPEN 異能(inno)vation 2018』というイベントに参加なさったんですよね。
高須:総務省の企画なんだけど、とっても面白いものだね。普通の企業や学者が思いつかないような、革新的では快適なアイデアや技術を表彰するという賞なんだよ。まさに「異能」の人、独創的な人材を発掘しようというわけだ。
──院長はどういう形で参加されているんですか?
高須:一応、肩書としては「スーパーバイザー」だね。「協力協賛企業グループ 特別賞」という形で、高須病院からも1つ表彰させてもらったよ。
──どういうアイデアに表彰されたんですか?
高須:Jiksak Bioengineeringという会社が取り組んでいる「ALS(筋萎縮性側索硬化症)をなくすチャレンジ」というものを選んだんだけど、受賞者が欠席して、表彰できなかった。これは本当に残念だったね…。
──ALSというと、以前SNSなどで話題になった氷を頭からかぶる「ALSアイスバケツチャレンジ」のALSですよね。
高須:そう。ALS(筋萎縮性側索硬化症)は筋力がどんどん低下してゆく難病。「アイスバケツチャレンジ」は、ALSという恐ろしい病気があるということを多くの人に知ってもらうためにやったんだよ。賛否両論あったとは思うけど、ALSを知ってもらうきっかけになったのは事実だと思う。
今回、表彰させてもらったのは、アイスバケツチャレンジではなく、「ALS(筋萎縮性側索硬化症)をなくすチャレンジ」。難しいことは割愛させてもらうけど、つまりALSに効く薬を見つけ出すための研究だね。これから高齢化がどんどん進んでいくなかで、絶対に必要となってくるものだから、少しでも助けになればと思って、表彰させてもらったんだ。
世の中的には「高須」といえば美容整形だと思っている人も多いけど、愛知県一色の高須病院は総合病院で、特に高齢者医療には力を入れているからね。アイスバケツチャレンジのときも、一般社団法人日本ALS協会に寄付をさせてもらってるんだよ。
──授賞式では、ほかにも様々な個性的なアイデアが紹介されたんですよね。