映画『男はつらいよ』で女優復帰することになった後藤久美子(44才)。山田洋次監督(87才)たっての希望により、オファーが届き、それを承諾した形だという。
ゴクミにとって『男はつらいよ』は、15才でマドンナ役を演じてから計5回出演している特別な作品。女優休業前に“最後”に出演した映画も『男はつらいよ』だった。そんななか、渥美清へのオマージュとなる記念すべき50作目の『男はつらいよ』に出演することは、ゴクミにとっても喜ばしいことだろう。
長い空白期間を経てのゴクミの女優復帰には、ほかにも理由がささやかれている。それは「娘の存在」だ。
国民的美少女として絶大な人気を誇ったゴクミは、20才の時にフランス人F1ドライバーのジャン・アレジ氏(54才)と出会い、1996年に渡仏。同年に長女エレナ(21才)、1999年に長男ジュリアーノ(19才)、2007年に次男ジョン(11才)と3人の子宝に恵まれた。
「海外で撮影できるCM出演やファッション誌以外の仕事はどんなにギャラを積んでも無理だといわれていました。ただ、今年に入って急にスタイルが変わったようです」(スポーツ紙記者)
昨年9月、娘・エレナが雑誌でモデルデビューを果たした。世界中のセレブ令嬢が集まるパリ社交界でもデビュー、話題となった。
「エレナさんも後藤さんと同じ芸能事務所に所属。今年の2月に来日して芸能活動を始めました。英・ロンドンの映画製作の学校を卒業していて映画監督になりたいという夢もあるそうで、芸能界を勉強しておきたいという気持ちがあったようです」(前出・スポーツ紙記者)
ゴクミとアレジのスーパー二世として注目を浴びたが、現状、思うような仕事ができていないという。
「エレナさんは身長が156cmと小柄でモデルとしてはなかなか厳しい。7月には『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)でテレビ初登場しましたが、バラエティーも単発で終わってしまった。感覚が外国人でハッキリした物言いが魅力でもあるが日本の雑誌や芸能界からは少し警戒されてしまい、スタートで躓いてしまった感があります」(テレビ局関係者)
自分は自分、娘は娘と自立した関係を築いてきたゴクミだが、思わぬ状況を無視できなかったようだ。