芸能

恋愛モノが多数、10月期ドラマを楽しむための秘訣

織田裕二の演技だけが“欧米”!?

 様々なタイプの恋愛ドラマがラインナップされている今年の10月期。なかでも、禁断の恋を描くのは『中学聖日記』(TBS系、火曜22時)。教師・有村架純(25才)と教え子である中学3年生で、新人の岡田健史(19才)の、6才差コンビが主演する。辛口コラムニストの今井舞さんはこう話す。

「中学生役のはずの岡田が、童顔の有村より年上に見える時点で話に入っていけず。中学生と教師の恋という生々しさを緩和するために、年齢差を感じさせないよう配慮した結果がこれなんだろうけど。保険のかけすぎが裏目に出てますね。

 化粧が濃くて話し方も片山さつきみたいに高圧的な吉田羊の、帰国子女でバイセクシャルというキャラ設定も唐突すぎ。教職の大変さや、禁忌の恋の感情の襞がきちんと描かれていた、松嶋菜々子と滝沢秀明の『魔女の条件』(TBS系、1999年)が今はただ懐かしい」

 オーバー50の恋を描いたのは、『黄昏流星群』(フジテレビ系、木曜22時)。言わずと知れた弘兼憲史原作漫画のドラマ化だ。主人公・佐々木蔵之介(50才)が黒木瞳(58才)に恋をし、妻の中山美穂(48才)は娘の婚約者に恋をし…話題性は充分だが、視聴率は6%台に。

「バラを育ててパンを焼くというステレオタイプな良妻賢母を演じる中山美穂、バッチリメイク&ヒールにダイヤモンドをつけて社員食堂のパートに出勤する黒木瞳など、ツッコミどころ満載」(今井さん)

 と現実の女性像とリンクしないと辛口評価だが、ドラマに詳しいライターの西森路代さんは今後に期待する。

「原作を読んで、人生が黄昏に向かう男女のせつなさにグッときました。そのせつなさをドラマでも表現してほしいですね」

 空気の読めない大学講師と超エリート歯科医が恋に発展するのかしないのかまったく読めないのは『僕らは奇跡でできている』(フジテレビ系、火曜21時)。高橋一生(37才)の民放ゴールデン・プライム帯の連ドラ初主演作だ。エリート歯科医を榮倉奈々(30才)が演じる。視聴率は6~7%とふるわないが、熱狂的ファンは増えつつあると評判だ。

 放送作家の草場滋さんは今回の役こそ高橋のハマり役だという。

関連記事

トピックス

10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン