芸能

田中圭が雀荘通い 若手芸能人が麻雀にハマるメリットとは

田中圭も雀荘に。若手芸能人はなぜ麻雀にハマる?

 主演した連続ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)が「2018 ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされたほか、「東京ドラマアウォード2018」「ザテレビジョンドラマアカデミー賞」「2018年 今年の顔」「SUITS OF THE YEAR2018」など、あらゆる賞を総なめにし、まさに今が旬の俳優・田中圭。現在放送中のドラマ『獣になれない私たち』(日本テレビ系)では新垣結衣と共演して、ガッキーを振り回す彼氏役を演じており、女性人気は極めて高い。

 そんな田中の意外な趣味が明らかになった。その趣味とは、画面で振りまく爽やかなイメージとはまったく無縁の「麻雀」。11月8日に配信されたNEWSポストセブンの記事では、田中が雀荘に出入りしている様子が報じられた。田中が麻雀を打っていたのは、居合わせた客同士で卓を囲む「フリー」と呼ばれる雀卓。フリーは腕に覚えがある者が好むタイプの卓で、記事では「常連になって腕を認めてもらえないと彼とは一戦交えられない」という雀荘の客の声も紹介している。

 このニュースに対し、ネットには、

「いくら少額でも違法は違法」
「奥さんや子供の為にもグレーなことはしない方がいいと思うけど」
「お金を賭けていたら逮捕だと思っていた。
金額によって差があるのはおかしい」

と、否定的な声が上がる一方、

「高齢者と麻雀なんてむしろ好感度上がるだろ」
「麻雀できるんやね。コミュ力も高そうだな」
「お忙しいと思いますが、適度に息抜きしてがんばってください」

といった感想が寄せられているが、芸能界の麻雀事情はどうなっているのか? ベテランの芸能ライター・石田春男氏はこう語る。

「昭和の芸能界はとにかく麻雀好きだらけでした。俳優の長門裕之は自宅に麻雀専用の部屋を持っていて、『麻雀放浪記』で有名な阿佐田哲也らと徹夜麻雀に明け暮れていましたし、麻雀番組の『THEわれめDEポン』(BSフジ)への出演経験がある堺正章、加賀まりこ、風間杜夫、井上順、小柳ルミ子らの牌さばきは玄人はだしです。自転車旅ですっかりNHKの顔になった火野正平も、麻雀がメチャクチャ強いことで有名です。

 近年で言うと、プロ雀士の資格を取ってプロリーグに参戦している萩原聖人はもはや俳優というより、麻雀のほうが本業のような状態ですし、和田アキ子や坂上忍も大の麻雀好きです。若手では、アンジャッシュの児嶋一哉や熊切あさ美はプロ資格を持っていますし、同じくプロ資格を持つモデルでタレントの岡田紗佳は先日、麻雀番組で役満のひとつである九蓮宝燈を上がりました。

 より麻雀好きが多かったのはプロ野球です。野球界では、その昔に起きた『黒い霧事件』の影響で公営ギャンブルへの抵抗感が強く、昭和の野球選手は、麻雀に熱中していました。ON(王貞治と長嶋茂雄)も麻雀好きでしたし、江夏豊や落合博満はいかにも勝負師らしく、麻雀も強かったようです。昭和を代表する大投手などは、自宅を建てた際、『チームメイトからむしり取った金で家を建てた』と、陰口を叩かれたほどです」

 しかし、将棋、麻雀、ゴルフぐらいしか遊びがなかった時代とは異なり、今はいくらでも遊びの種類がある時代。それでも、田中のような若手俳優が麻雀を好むのは、かなりのメリットがあると石田氏は語る。

「これは芸能界に限った話ではありませんが、麻雀は4人必要なので、メンバー集めに苦労することもあります。例えば大物俳優から声を掛けられて、『いや、麻雀ができません』ならそれで話しは終わりですが、麻雀ができれば当然メンバーに誘われます。麻雀をやる時はあまり酒を飲みませんが、たった4人でかなりの時間をともに過ごすので急速に距離を縮めることができます。極端な例では、キャスティングの力を持つ大物芸能人から『アイツは麻雀ができるから現場に呼ぼう』と声がかかることさえあります。

 しかも芸能界では裏方にも麻雀好きがたくさんいます。俳優にとって、プロデューサーなどのスタッフに好かれるというのは、仕事を得るうえでファンに好かれるのと同じぐらい大切なこと。あとは、麻雀は基本的に卓を囲む4人で完結するので、その4人が顔見知りなら裏社会につながるリスクがが低いと彼らが考えているというのも芸能界で好まれる理由の1つでしょう」

『おっさんずラブ』では視聴者を魅了した田中だが、オフでは麻雀でおっさんたちと卓を囲むとは、根っからおっさんには縁があるようだ。

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