今や社会現象となっている『刀剣乱舞』がゲームの世界を抜け出し、女性週刊誌の“表紙”になった──。
11月15日発売の女性セブン43号では『刀剣乱舞×女性セブン』のコラボが実現。刀剣男士全74振りが紹介され、発表されたばかりの新キャラ・刀剣男士も表紙に初登場している。
現在開催中の京都国立博物館特別展『京のかたな 匠のわざと雅のこころ』(11月25日まで)をはじめ、昨今の「刀剣ブーム」の火付け役ともいわれる『刀剣乱舞』。すべては2015年にPC版ゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』がリリースされたことからはじまった。
ゲームの舞台は、西暦2205年。プレーヤーは「審神者(さにわ)」となり、人の姿を与えられた刀剣の戦士「刀剣男士」を集め、指揮をする。過去に干渉し歴史を改変しようとする敵と闘いながら、刀剣男士を育成するシミュレーショゲームだ。『刀剣乱舞』をきっかけに「刀剣女子」なる言葉も生まれ、刀剣ブームにつながったといわれる。
登場キャラクターのモチーフとなる幻の名刀・大太刀「蛍丸」を復活させようとクラウドファンディングを開始すれば、4500万円以上を集めて復元を実現。行方不明とされていた太刀「燭台切光忠」を発見、写しが作成された偉業にも大きく影響している。
今やゲームの世界を飛び出し、アニメや「2.5次元」の舞台やミュージカルも話題で、チケットも即完売。年末のNHK紅白歌合戦への『刀剣男士』初出演、来年1月の映画公開も決定した。『京のかたな展』も開催1か月で来場者数10万人を突破。会場内では飾られた『刀剣男士』と撮影する女性の姿も多く見られる。
今回の女性セブンのスペシャルピンナップには『京のかたな展』に展示されている実在する刀剣と刀剣男士、「三日月宗近」や「山姥切長義」の“競演”企画、舞台、ミュージカル、アニメ、映画の見所も掲載されているほか、全刀剣男士も揃って登場するなど『刀剣乱舞』尽くしの一冊となっている。2019年1月14日で4周年を迎える『刀剣乱舞』のブームはさらに熱を帯びているようだ。