国内

安倍首相の後継「岸破義信」が争う間に極右台頭の土壌も

岸田政調会長もポスト安倍の1人(時事通信フォト)

 安倍晋三首相は露・プーチン大統領との首脳会談で「3年以内に日露平和条約を締結する」と合意した。首相の残り任期中に、北方領土返還を実現させるという宣言にほかならない。「安倍退陣の日」をただ待っているポスト安倍の面々は、すでに18年間も実質的な最高指導者を続けるプーチン氏と握手する総理の自信に満ちた表情に圧倒されたに違いない。

「岸破義信」なる名前がメディアにとりあげられている。安倍首相の最後の任期に合わせて、“自民党のブルペン”で投球練習をはじめた岸田文雄・政調会長、石破茂・元幹事長、菅義偉・官房長官、加藤勝信・総務会長の4人の一文字ずつ取って、産経新聞が次の総理総裁の有力候補と報じた。

“大宰相”として後継者を指名する立場にある安倍首相に極めて近いといわれる産経が報じたのだから、この国の政局は大きく動き出す……はずがない。

 なにしろ総理候補といわれても国民にはリアリティが感じられないからだ。立憲民主党の枝野幸男代表が「私こそポスト安倍だ」と語るほど政界は人材不足だ。

 その状況が一番危うい。「究極のポピュリスト政治家」が彗星のように現われ、有権者の支持を集める危険がある。米国でトランプ大統領が誕生した時のように。北海道大学教授で政治学者の吉田徹氏の分析だ。

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