紅白歌合戦には一度も出場したことはなく、普段の音楽番組への出演もほとんどない──そんな小田和正(71才)のファンが心待ちにしているのが、小田自身がホストを務める『クリスマスの約束』(TBS系)だ。
2001年にスタートして以来、毎年恒例となってきたが、11月20日に突然、放送中止が発表され、ファンから悲鳴が上がっている。
発表された内容は、
《収録と放送を少しだけ延期して、それに代わるものを出来るだけ早くお届けしよう、と言う結論に至りました》
というだけで、中止の理由は一切なし。それだけに、さまざまな憶測が飛び交っている。
「“音楽に関しては絶対に妥協をしない”という小田さんの姿勢と番組サイドがぶつかったという話もあります。
番組構成は、毎年、小田さんと共演者、制作スタッフとの白熱した議論の末に決まります。以前、小田さんは自身のコンサートのために多忙で、『クリスマスの約束』になかなか時間が割けなかったことがありました。総集編という形で、それまでの映像に加えて、小田さんが新たに2曲を歌うシーンを収録して放送されたのですが、小田さんはその放送を見て“ファンに最高のものを届けられていない”と大変後悔したそうです。それからは内容が伴わなければ、いつでも打ち切るという姿勢で臨んでいました」(番組関係者)
小田は今年も、全国23か所のツアーで、10月末まで超多忙な日々を送っていた。
「ですから、今回も多忙のゆえ、番組がいい内容に仕上がらず、放送中止になったのでは、とみられていたんです。ですが、実際はどうも違う。中止の原因は小田さんの体調が芳しくないことなのだそうです。腹筋を毎日100回行うなど、小田さんは体力作りに余念がありませんが、そうはいっても71才ですからね…。
年明けすぐに震災で延期されていたコンサートも入っていて、今無理をしてそちらに響いてもいけないという事情もあったようです。小田さん自身は“体力が回復すれば形を変えて来春にでもやりたい”と話しているそうです」(音楽関係者)
突然の中止発表に驚かされたが、ファンとの“約束”はきっちりと果たしてくれそうだ。
※女性セブン2018年12月13日号