1980年代、安定した守備力とシュアなバッティングを武器に横浜大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)で活躍し、現在は解説者等で活躍している高木豊(60)が、2018年4月からプロ野球OB初のユーチューバーとなった。お笑いコンビの「孝行球児」(メイデン古茂田と得コータロー)と一緒に、会議で厳選を重ねたうえで決定している企画から生み出されている「高木豊チャンネル」から、傑作選を紹介しよう。
◆プロ野球のサインを初公開
現役時代、サードコーチャーが使っていたサインを披露。目印となる“キー”の次に触る箇所がサインとなるのはアマチュアと一緒だが、ハイレベルになると、そこに足し算かけ算が入ったりと複雑になってくる。
◆中日・宇野のヘディングを完全再現
1981年8月26日、後楽園球場で行われた読売ジャイアンツ対中日ドラゴンズ戦における、高木と同級生の中日ドラゴンズ・宇野勝による伝説のヘディング事件が起きた。中日先発・星野仙一が2安打無得点に抑えていた7回裏、代打・山本功児は打ち損じてショート後方に弱いフライを打ち上げた。捕球してスリーアウト、巨人の攻撃が終わると思われたそのとき、ショートの宇野がサッカーのヘディングのように打球を頭で受け、ボールはレフト側へ転がり、失点へ繋がった。
この珍プレーを再現するために、高木がノックしてメイデンがヘディングするという企画。ただヘディングするのではなく、飛んだ角度まで似せようと何度も繰り返し、“神回”となった。