年の瀬も近付いてきた時期に、日本中に衝撃を与えたのがカルロス・ゴーン氏逮捕のニュース。新刊『「さみしさ」の研究』(小学館新書)が12月に発売されたビートたけし氏は、このニュースについてどんな感想を抱いたのか?
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いま大騒ぎなのが、日産のトップだったカルロス・ゴーン元会長の逮捕だよな。逮捕案件は有価証券報告書の虚偽記載ってことだけど、今後ドンドンいろんな事実が明らかになってくるのかもしれないね。
オイラにゃ詳しいことはよく分からないけど、やっぱり、ケタ違いの大金持ちが拘置所の狭い独居房に入れられてると考えると、スゲエ話だなって思うよ。ゴーンには悪いけどその姿を想像するだけで、もうなんだかコントのネタがドンドン浮かんで来ちゃうんだよな。そのうち拘置所から出てくるんだろうから、ゴーンには逮捕されてからの生活を記録した手記を出してほしいよな。
「わが独房生活○○日」みたいな感じでさ。ベストセラー、そして映画化間違いなしだよ。そしたら主演はソックリの Mr.ビーン(を演じたローワン・アトキンソン)で決まりだぜっての。いっそのこと、日産の会長代理もビーンに任せちゃったりして。
取材協力■井上雅義
※週刊ポスト2018年12月21日号