芸能

振付師・真島茂樹氏が語る“姉御”江波杏子さんの思い出

10月27日に亡くなった(写真/早田雄二)

 何歳になってもセクシーさを失わなかった女優、江波杏子さんが亡くなったのは2018年10月27日のこと。享年76だった。

 高校在学中の1959年に大映に入社。翌年に映画『明日から大人だ』でデビューを果たす。入社7年目で初主演した映画『女の賭場』で演じた女賭博師が当たり役となり、人気女優に。同作は5年で17本製作された人気シリーズとなった。

 1973年には『津軽じょんがら節』で元ホステスを好演、キネマ旬報主演女優賞を獲得した。2018年には『娼年』で主演の松坂桃李との濡れ場に挑戦、大きな話題を呼んだ。亡くなる5日前までラジオドラマを収録するという突然の訃報だった。

 プライベートでも親しい交流があった振付師の真島茂樹氏が、江波さんの思い出を語った。

「“姉御”と出会ったのは35年ほど前になりますか。舞台で共演したんです。すぐに打ち解けて、2人で何度も居酒屋やラーメン屋に行くようになりました。そして最後は必ず芝居の話になる。『今度の役でマジーの口調を真似しようかな』なんて言われたり、姉御のドラマや舞台について本音を求められたり。3月に会った時も、『今年は仕事が大変なのよ』と張り切っていて、心配をかけたくなかったのかな……」

※週刊ポスト2018年12月21日号

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