芸能

平成の高視聴率ドラマ1位は『半沢直樹』、3位は『ミタ』

セリフが流行した『半沢直樹』(原作:池井戸潤『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』製作著作・発売元:TBS 発売元:TCエンタテインメント)

「昭和では娯楽の王様だったテレビが、2000年頃からインターネットや録画機器の発達で、視聴率の上がりにくい時代になった」と言うのは、テレビ解説者でコラムニストの木村隆志さん。その位置づけが大きく変容したテレビだが、平成の時代ではどんな番組が人気だったのだろうか。平成の「ドラマ高視聴率ランキング」を紐解いてみたら、意外な結果となった──。

【ドラマ平均世帯視聴率】
(ビデオリサーチ/過去の視聴率データ「ドラマ高世帯視聴率番組」【関東地区】より)

第1位 『半沢直樹』最終回(TBS) 42.2%
第2位 『Beautiful Life~ふたりでいた日々~』最終回(TBS) 41.3%
第3位 『家政婦のミタ』最終回(日本テレビ) 40.0%
第4位 『ひとつ屋根の下』11話(フジテレビ) 37.8%
第5位 『GOOD LUCK!!』最終回(TBS) 37.6%
第6位 『家なき子』最終回(日本テレビ) 36.8%
第7位 『HERO』8話(フジテレビ)、『HERO』最終回(フジテレビ)36.8%
第9位 『101回目のプロポーズ』最終回(フジテレビ)、 『ロングバケーション』最終回(フジテレビ) 36.7%

 1995年にWindows95が登場し、一般家庭にインターネットが普及。それを機にテレビドラマの視聴率が低迷したが、ネットが追い風になったドラマもある。

「1位の“半沢”と3位の“ミタ”は理想的なパターンでした。ネットの口コミで評判を呼び、視聴率が徐々に上昇。満を持して最終回を迎え、高視聴率を叩き出す。ネットを味方につけたのです」(木村さん)。

「それまでのドラマは、恋愛が主要テーマだった。しかし、“半沢”は銀行など、日常生活になじみが薄い業界のシリアスな物語でもヒットすることを証明した。加えて、ストーリーの面白さ、演出、俳優の演技力など本質も問われている」(マーケティングコンサルタント・西川りゅうじんさん)

※女性セブン2019年1月3・10日号

関連記事

トピックス

「衆参W(ダブル)選挙」後の政局を予測(石破茂・首相/時事通信フォト)
【政界再編シミュレーション】今夏衆参ダブル選挙なら「自公参院過半数割れ、衆院は190~200議席」 石破首相は退陣で、自民は「連立相手を選ぶための総裁選」へ
週刊ポスト
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波も(マツコ・デラックス/時事通信フォト)
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波、バカリズム脚本ドラマ『ホットスポット』配信&DVDへの影響はあるのか 日本テレビは「様々なご意見を頂戴しています」と回答
週刊ポスト
大谷翔平が新型バットを握る日はあるのか(Getty Images)
「MLBを破壊する」新型“魚雷バット”で最も恩恵を受けるのは中距離バッター 大谷翔平は“超長尺バット”で独自路線を貫くかどうかの分かれ道
週刊ポスト
もし石破政権が「衆参W(ダブル)選挙」に打って出たら…(時事通信フォト)
永田町で囁かれる7月の「衆参ダブル選挙」 参院選詳細シミュレーションでは自公惨敗で参院過半数割れの可能性、国民民主大躍進で与野党逆転へ
週刊ポスト
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
「フォートナイト」世界大会出場を目指すYouTuber・Tarou(本人Xより)
小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」に批判の声も…筑駒→東大出身の父親が考える「息子の将来設計」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
米国からエルサルバドルに送還されたベネズエラのギャング組織のメンバーら(AFP PHOTO / EL SALVADOR'S PRESIDENCY PRESS OFFICE)
“世界最恐の刑務所”に移送された“後ろ手拘束・丸刈り”の凶悪ギャング「刑務所を制圧しプールやナイトクラブを設営」した荒くれ者たち《エルサルバドル大統領の強権的な治安対策》
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
NEWSポストセブン