目下大人気となっているNHKで放送中の雑学クイズ番組『チコちゃんに叱られる!』。2018年末には、その年を代表するキーワードが選出される『ユーキャン新語・流行語大賞』のトップ10に“永遠の5才”チコちゃんの「ボーっと生きてんじゃねーよ!」というセリフがランクインするなど、まさに大ブームとなっている。
そんな『チコちゃん』に関する様々な噂の真相や、驚愕の事実について、番組プロデューサーの水高満さんに話を訊いた。
◆チコちゃんの声・キム兄起用は“型破りな5才”にしたかったから
「チコちゃんを“型にはまらない5才”にするには、木村祐一さんくらい“5才の女の子”とイメージが真逆な人がピッタリ。過去に『平成日本のよふけ』(フジテレビ系)で番組内の人形の声を担当されていたこともあり、おもしろくしてくれると確信していました」(水高プロデューサー・以下同)
◆岡村隆史のMCは、サイズ感がちょうどよかったから!?
「岡村さんは奇跡の40代。チコちゃんと背が同じくらいで、横に並んだ時、チコちゃんを子供扱いするお父さんには見えないんです。友達のようだけど、大人代表としてMCもできるなんて岡村さん以外いません」
◆チコちゃんの家族構成はスタッフもわからない!?
「木村さんとは前もっておおよその設定をすり合わせていますが、チコちゃんが収録で発言したことは、そのまま公式プロフィールになりますからね(笑い)。チコちゃんの好物があらびきウインナーになったのもアドリブ発言からです。今後、チコちゃんが家族の話をするのか…注目です」
◆オープニング曲はリスペクトの証
「番組のオープニング曲は1970年代に放送されていた『カリキュラマシーン』(日本テレビ系)のテーマ曲。『カリキュラマシーン』は、大人が楽しんで作っているアバンギャルドな子供番組で、制作スタッフにもファンが多いんです。『チコちゃん~』がレギュラー放送になる時、オリジナル曲を作ろうという話もあったんですが、これ以上合うものがなくて、リスペクトを込めて使っています」
◆紅白歌合戦は第1部だけ出演!?
「岡村さんと一緒にチコちゃんも紅白の“あるコーナー”に出演。どんなアドリブが飛び出すか、見守ってください。ただし、出演しても、5才なので20時以降は出演を控えるかもしれませんね(笑い)」
◆セットは“ちょっとズレてる”昭和レトロ
「昭和っぽい雰囲気を意識していますが、銅像が五郎丸ポーズをしていたり、モナ・リザがモヒカン刈りだったり、よ~く見ると“少しズレていて変”なところがたくさん。額縁の肖像画は岡村さんでしょう」
◆チコちゃんのメイク時間は3週間!
「1回の放送の制作期間は一般的な番組と同じ2か月くらいですが、この番組はチコちゃんの“メイク時間(CG処理)”が一般の女性よりちょっと長めで、2~3週間くらい。NHKアートの技術者が開発した最先端メイクで、世界が驚くほどかわいい女の子に変身しています」
◆キョエちゃんの声の主は岡村も知らない!!?
「ほんの一部のスタッフしか知らない極秘事項。出演者のみなさんも知りません。今後、明かされることがあるとしても、まだまだ先のことでしょう」
◆最もボーっとしていなかったゲストは八嶋智人
「八嶋さんは1回の放送で2問正解を出して、チコちゃんも悔しがっていました。あとは、中尾彬さんも手ごわかったです。正解でも不正解でも、チコちゃんを子供扱いせず、ゲストのかたがムキになってくれるほど、番組はおもしろくなります」
◆チコちゃんが5才なのは、いちばん生々しいから
「3、4才ではまだ語彙力が足らず、質問をするとなっても限られますし、6才だと小学校で社会生活に染まり、よい子になってしまう。自我を持ってちゃんとしゃべれて、社会に染まってないとすると、5才の素朴な質問がいちばん自由で鋭いんです」
◆チコちゃんは“白金生まれ”と言い張っている!?
「もともと“東京都港区白金生まれ”と言っていたのですが、いざしゃべってみたら関西弁丸出しで(笑い)。今は、“白金生まれと言い張っているチコちゃん”ですね」
※女性セブン2019年1月3・10日号