2018年も『NEWSポストセブン』では数多くの記事を紹介し続けてきた。その中から編集部が、ネットで反響の大きかった記事を中心に、巷の重大ニュースとは、ひと味違う2018年の「重大ニュース」を厳選した。
ここでは【国内】編ベスト10を紹介。トップ3の記事については、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が解説する。(以下「」内は中川氏のコメント)
●国内編1~3位
【1位】
■眞子さまと小室圭さんの婚約関連行事、再来年に延期へ(2月)
「この記事は歴代最高クラスの同時アクセス数を獲得した記事です。理由はなんといってもNEWSポストセブンが第一報を出したからです。雑誌の場合、締め切りから発売まではタイムラグがあるのでこうしたスクープ情報を得ても新聞やテレビが先に報じることも多かったですが、ネットニュースを活用することでスクープ情報をいち早く届けることができるようになりました。ちなみに記者クラブは翌朝の発表予定だったそうですが、そもそも出版社やフリーランスを排除する記者クラブって必要ですか? そんな投げかけもした記事です」
【2位】
■女性4000人に30億貢いだ「紀州のドン・ファン」野崎社長急逝(5月)
「これもNEWSポストセブンが第一報を報じました。謎の多い事件でしたね。元々ネットでは『羨ましい』『すげーじいさんだ』など何かと謎の人物だっただけにまさか亡くなるとは……と唖然とする反応が多かったです。しかも、後に覚せい剤が体内から検出されたことが明らかになったこともさらに騒然とさせました。我々の運営する動画サイト『News Magvi』では、愛犬のイブちゃんの葬儀映像を配信しましたが、イブちゃんの体内から覚せい剤が検出されるかが注目されたため、テレビ各局からこの映像を使用したいとの申し出がありました」
【3位】
■AV女優のHIV陽性判明 感染発覚以降も撮影は行われた(11月)
「あまりにも衝撃的な事件です。いや、女優にとっても『何作は出なくてはいけない』みたいな契約があったのでしょうが、契約書にも『契約を全うできない重大事案発生時には協議のうえ途中で打ち切る』とか書いてあるでしょうに。それともなかったのか? いずれにしても、業界で80人ほどしかいないというAV男優の皆様、そしてその後その男優と一緒に仕事をした女優の気持ちを考えると『なぜすぐに発表しなかったのだ』という気持ちになります」
●以下、4~10位
■「陛下は靖国を潰そうとしてる」靖国神社トップが「皇室批判」(9月)
■テレビ朝日内部資料「女性社員の56%がセクハラ被害」の衝撃(6月)
■犯行少年が再犯で逮捕、女子高生コンクリ殺人事件の凄惨さ(8月)
■安倍昭恵さん、NYでホテル抜け出し危険地域で盛り上がる(10月)