2018年も『NEWSポストセブン』では数多くの記事を紹介し続けてきた。その中から編集部が、ネットで反響の大きかった記事を中心に、巷の重大ニュースとは、ひと味違う2018年の「重大ニュース」を厳選した。
ここでは【ライフ】編ベスト10を紹介。トップ3の記事については、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が解説する。(以下「」内は中川氏のコメント)
●ライフ編1~3位
【1位】
■鳥越俊太郎氏(78)が電子マネー強制社会に怒り 「私たちは現金世代」(マネーポストWEB)(10月)
「こちらは姉妹サイトの『マネーポストWEB』に掲載された記事です。元々鳥越氏は『カイヨー!』『バージンだと病気だと思われるよ』発言などもあり、ネットで話題の人物でした。かつてはイケメンのロマンスグレーのジャーナリスト的扱いもありましたが、まさかの時代に逆行するような発言に多くの人が苦笑しました。ちなみに『カイヨー!』は2016年の都知事選に出馬した際に『東京を、新しい、東京に、変えよう!』と腕を突き上げてシュプレヒコールをあげたにもかかわらず『カイヨー!』と聞こえた件です。以後『カイヨー鳥越』という呼び名にもなりました」
【2位】
■「触らない痴漢」嫌疑に防衛策は 両手でつり革でもアウト(4月)
「昨今『ハラミ会』(ハラスメントを未然に回避する会)が話題になるなど、一部男性の間では、女性に近づかないことこそ自分の身を守るといった声も出ています。本記事では『匂いを嗅いだ』『いやらしい目で見た』と女性が感じた場合でも男性が『嗅いでいない』ことを証明するのが困難である、という弁護士見解が書かれています。実際ヒドい痴漢被害というのは多発しているわけなので、こうなるのも仕方がない面もあるかもしれません。ただし、男性も電車の中では男性だけで固まる方が無難な時代ですね」
【3位】
■肛門を貫く“膿のトンネル”の痔ろう、がん引き起こすことも(11月)
「以前、『痔ろう』の手術ビデオを肛門病院で見たことがあるのですが、コレがエグい……。電子メスで膿のトンネルを開け、肛門ともう一つの穴を繋ぐトンネルにガーゼを入れてガーゼを右に左に動かして膿を取るんですよ……。痔にはイボ痔と切れ痔があり、痔ろうは“第3の痔”ともされますが、これは絶対になりたくない。そう思わせる記事でした」
●以下、4~10位
【4位】
■「猫=魚好き」は間違い? 日本人の食生活が原因か(11月)
■組長が「すまん」とお年玉 ヤクザのポチ袋の中身が1000円(1月)
■家族は何も知らない… 「隠れギャンブル依存症」男性の告白(マネーポストWEB)(8月)
■B29に二度も体当たりして撃墜 米兵が恐れた板垣政雄軍曹(8月)