ここ数年は「ブーム」と呼ばれるほどに人気が高まっているNHKの連続テレビ小説。歴史を振り返ってみると、平成前期は視聴率30%台が当たり前だったが、中期から不振となり、放送時間を15分早め、有名女優を起用するなど、改革を行っている。そこで、約30年の平成の時代に高視聴率を獲得した人気朝ドラベスト20を紹介しよう。朝ドラは年2本放送される。
【NHK連続テレビ小説 期間平均視聴率】
第1位 『おんなは度胸』1992年 38.5%
第2位 『青春家族』1989年 37.8%
第3位 『ひらり』1992年 36.9%
第4位 『京、ふたり』1990年 35.6%
第5位 『ええにょぼ』1993年 35.2%
第6位 『凛凛と』1990年 33.9%
第7位 『和っこの金メダル』1989年 33.8%
第8位 『かりん』1993年31.4%
第9位 『君の名は』1991年 29.1%
第10位 『ふたりっ子』1996年 29.0%
第11位 『あぐり』1997年 28.4%
第12位 『天うらら』1998年 27.7%
第13位 『甘辛しゃん』1997年 26.6%
第14位 『すずらん』1999年 26.2%
第15位 『ぴあの』1994年 25.5%、『ひまわり』1996年 25.5%
第17位 『春よ、来い』1994年 24.7%
第18位 『あすか』1999年 24.4%
第19位 『私の青空』2000年 24.1%
第20位 『あさが来た』2015年 23.5%
このランキングについて、テレビ解説者でコラムニストの木村隆志さんはこう話す。
「録画して朝ドラを見る人が増えたのが平成。20位の『あさが来た』は2015年の作品なので、録画視聴率を含めたら、実質30%を超えるのではないでしょうか。1位の『おんなは度胸』など前期の視聴者は、中高年の主婦が中心でしたが、今は若者も見ている。また従来の録画をはじめ、1週間分をまとめた放送やBSの先行放送など、視聴方法も多様化しており、昔に比べ、視聴率が分散しているのが現状です」
※女性セブン2019年1月3・10日号