2018年も『NEWSポストセブン』では数多くの記事を紹介し続けてきた。その中から編集部が、ネットで反響の大きかった記事を中心に、巷の重大ニュースとは、ひと味違う2018年の「重大ニュース」を厳選した。
ここでは【国際情報】編ベスト10を紹介。トップ3の記事については、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が解説する。(以下「」内は中川氏のコメント)
●国際情報編1~3位
【1位】
■平昌五輪で話題の「モルゲッソヨ像」は人間の欲望を表現(2月)
「5ちゃんねる流行語大賞も取った『モルゲッソヨ』ですが、何かと韓国の話題ともなると殺伐としてくる日本のネット空間で久々にほっこりとする韓国話題となりました。これについてはとにかく謎の像を撮影し、近くのボランティアスタッフから『モルゲッソヨ』(わからない)というかわいい語感の言葉を引き出した東スポの記者に『あっぱれ』です」
【2位】
■「佳子さまのおむつ」を商標登録した中国企業に直撃!(7月)
「とにかく節操のない中国、といった感覚を抱かせる記事でした。2000年代中盤の中国はパクリやら違法コピーなどの『お笑い文脈』で捉えられていましたが、ここ数年は『日本よりもかなりすごい』文脈の報道が増えています。そうした中でこの記事は、中国が昔の体質のままであることを気付かせてくれました」
【3位】
■中国の学生「勉強身に入らん」と女子学生のミニスカ禁止要求(5月)
「日本の大学生はとにかく遊ぶことばかり考えていますが、中国の学生は本当にマジメなんだな、と思わせる記事です。思い返せば私が学生だった時も中国人の勉強熱心さはすさまじかったです。微積の期末試験では、クラス40人の平均得点が100点満点で4点でした。つまり、40人で160点しか取れなかったのですが、そのうち95点を取ったのが中国からの留学生だったのです。彼を除いた平均は1.7点です。私の成績は9点でした」
●以下、4~10位
■韓国作成「徴用工企業299社リスト」に日本企業の担当者絶句(11月)
■中国でケシの殻使った料理店が野放し、客は陽性反応&常連化(4月)
■UFOの実在示唆のハーバード教授に日本メディアとして初取材(12月)