寒い冬の楽しみと言えば、鍋料理。だが仲間とワイワイ鍋をつついていると、湯気が目に染みて「イテテテ」──その場合、ドライアイの可能性がある。
「ドライアイは、目を保護する涙の分泌量が減少して、目の乾きや疲れやすさが生じる病気です。目の表面が乾燥しているため部屋の暖気が染みやすくなり、鍋料理の湯気のほかにエアコンの温風なども気になってくる」(二本松眼科病院・平松類医師)
国内に約2200万人の患者がいるとされるドライアイ。「たかが乾き目」と侮ってはならない。
「最近の研究では、ドライアイが眼精疲労を引き起こし、肩こりや頭痛、うつ病などの原因となることがわかっています。高齢者ほどかかりやすく、特に本をよく読む人や、空調の効いた部屋にいることが多い人は要注意です」(平松医師)
※週刊ポスト2019年1月1・4日号