個性的なキャラクターが次々と登場し、良い意味・悪い意味で非常に盛り上がった2018年のスポーツ界。騒動の主は果たして今、どう過ごしているのか?
羽生結弦の五輪2連覇、サッカーW杯での日本代表チームの健闘、女子テニスの大坂なおみの快進撃など、スポーツ界では数々の印象的なシーンが生まれたが、1年を通じて大きな話題になったアスリートといえば、海を渡って大活躍したロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平だ。
打者と投手と兼務する“二刀流”はアメリカでも大きな話題を集め、否定的な見解も少なくなかったが、大活躍により新人王のタイトルを獲得。これにより“謝罪”に追い込まれたのが、開幕前に「高校生レベル」と酷評していた米ヤフー・スポーツのジェフ・パッサン記者だ。
手術を経た大谷はどうなるか──同氏に送った質問メールに返信はなかったが、大谷には来季も予想不可能な大活躍を期待したい。
一方、ロシアW杯直前の解任となったハリルホジッチ監督(66)。2015年から日本代表チームを率い、アジア最終予選を1位で通過して出場権を獲得した“ハリル”だが、親善試合で結果が出せず、本番直前で電撃解任されてしまった。
「W杯後、日本でのイベント出演の依頼をした関係者に、“(日本には)戻りたくない”とにべもない返事だった」(協会関係者)といい、恨みは深そう。代表から外していた本田圭佑(32)が本番でゴールを決め、実質的なカンボジア代表監督の地位まで手にしてしまったのだから、無理もないか。
※週刊ポスト2019年1月1・4日号