2018年は英王室に祝い事が続いた年だった。4月にキャサリン妃(36才)が第3子を出産し、5月にはヘンリー王子(34才)とメーガン妃(37才)が結婚式を挙げ、10月にはメーガン妃が妊娠を発表。春には出産予定だ。
しかし今、英王室は「ダイアナ妃死去以来の王室危機」といわれている。英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんが語る。
「現地ではキャサリン妃とメーガン妃の不仲報道が過熱しています。出産後にメーガン妃は、ロンドンにあるケンジントン宮殿内の、ウイリアム王子(36才)とキャサリン妃が住む部屋の隣室に引っ越すと思われていました。しかし先日、宮殿の広報はロンドンから約50 km離れたウィンザー城のフロッグモア・コテージに引っ越すと発表。コテージは育児室がないのでリフォームが必要ですし、宮殿はキャサリン妃が近くにいるので何かとアドバイスがもらえたはず。11月25日の現地紙『デイリーメール』が『なぜ2人はウィンザー城に移るのか』と疑問を呈したのが発端となり、国民の関心事となっています」
翌々日の同紙の記事が追い打ちをかけた。5月のメーガン妃の結婚式の準備で、キャサリン妃の長女・シャーロット王女(3才)のドレスの仮縫いの時、メーガン妃がドレスに厳しく注文をつけた。あまりにきつい物言いにキャサリン妃は泣き出したという。
「さらに、メーガン妃がキャサリン妃のスタッフを叱ったことがあるそうで、キャサリン妃は“私のスタッフには私が注意する”と激怒。それにメーガン妃が言い返して、大げんかになったという話もあります。前からエリザベス女王がメーガン妃をかわいがっていて、それをキャサリン妃はよく思わず、2人は距離があるといわれていましたが、今や国民の多くが王室の将来を心配しています」(多賀さん)
こうした報道に国民は紛糾。“アンチメーガン”に傾きつつある。
「国民は“メーガン妃が入ってきてからトラブル続き”という見方が多い。結婚半年で、メーガン妃の側近が立て続けに3人退職したという報道も、バッシングに拍車をかけています」(多賀さん)
こうした事態を重く見たのか、英王室は11月30日、「確執は事実ではない」と異例の公式コメントを発表。
「さらに、両夫妻がクリスマスに王室の離宮のサンドリンガムで一緒に過ごすことも発表されました。これに国民は“王室は焦ってるんだ”“エリザベス女王(92才)が仲のよさをアピールするよう指示したのだろう”と否定的に受けとめています」(多賀さん)
騒動は続く。
※女性セブン2019年1月3・10日号