“あるある”ネタでブレイクした、お笑い芸人のレイザーラモンRG(44才、以下RG)。RG(リアルゲイ)というキャラクターは、相方のレイザーラモンHGが2005年に大ブレイクした際に、先輩芸人に支えられて生み出されたという。そこでRGに、コンビ仲や先輩芸人について聞いた。
――相方・HGさんの大ブレイクについて、どう思った?
RG:「うちの相方面白いだろ」という気持ちしかなかったです。彼の面白さに一番初めに気づいたのは、ぼくですから。大学生のプロレス同好会が一緒で、卒業するときに記念受験じゃないですけど、「お笑いオーディションを一緒に受けへんか?」と誘って、コンビを組んだんです。
――なぜHGさんに声をかけた?
RG:特別に仲がよかったわけじゃなかったんですけど「お笑いが好き」という空気を出していたんです。プロレスで見せる身体能力に加え、笑いも取ろうとしていたんですよ。それに、技がダイナミックで華がありました。ちなみに、後輩には新日本プロレスの棚橋弘至がいましたが、プロレスラーになりたいと言っていたので、誘いませんでした(笑い)。
――HGさんのブレイクにより、コンビの関係性は変わった?
RG:会えない時間が増えた関係で、ギスギスしたところもあった気がします。仲が悪いというほどではなく、ちょっと距離ができたというか。そんなときにプロレス団体のハッスルに参戦して、2人一緒に天龍源一郎さんにボコボコにされたりして、また打ち解けました。
彼が大ブレイクしたがゆえに、先輩が「お前も頑張ろう、イベント出してやるからキャラ作れ」って優しくしてくれて、そこで市川海老蔵さんのモノマネができ上がりました。RGというキャラも、放送作家さんやディレクターさんが声をかけてくれたのがきっかけです。
――そのときにいちばんお世話になった先輩は?