「感動しました」「上手すぎてうっとり」…。2018年の紅白歌合戦に初出場した米津玄師(27才)の歌唱が、多くのファンを魅了した。米津は故郷・徳島の美術館に作られた幻想的なステージで、代表曲『Lemon』を歌い上げた。
米津は、「2018年の顔」と呼ぶにふさわしい男性ソロアーティスト。10代の頃から活動を続け、『Lemon』の大ヒットで瞬く間に人気歌手の1人に。YouTubeに投稿された同曲のミュージックビデオの再生回数は2億回を超え、日本レコード大賞特別賞を受賞するなど、まさに破竹の勢いだ。
それだけに、直前で紅白出場が決定したときは、大きな反響を呼んだ。その一方で、彼のファンの間では“疑惑”ともいえる3つの点が話題となった。1つ目は「顔出しNGはどうクリアされたのか」という点だ。
「米津さんはテレビにほとんど出演せず、生放送で歌声を披露したことはありませんでした。実は同年10月に行われた『東京ドラマアウォード2018』授賞式で、取材陣に対して“写真を使わないように”との『顔出しNG指令』が出されたことも。多くの人の目に触れる紅白に、なぜ出場したのか、と疑問の声が上がったそうです」(音楽関係者)
NHKとしては話題の人物である米津をどうしても出演させたかった。最終的には交渉を進めたNHKの“秘策”が功を奏したという。
「NHK側が米津さんの納得のいく条件を提示し、出演を承諾したそうです。結局“地元・徳島からの中継”と、“自身が作曲した他2曲の披露”が実現しました。過去、中継で出場したのは安室奈美恵さん(41才)や中森明菜さん(53才)、長渕剛さん(62才)など。初出場の歌手では考えられない“特別待遇”だったと言えます」(テレビ局関係者)
2つ目が、特別枠で出場したサザンオールスターズの桑田佳祐(62才)との騒動だ。 米津の特別扱いに桑田が激怒したというネットニュースに対し、サザンオールスターズが公式Twitterで否定。反対に“桑田さんは数年前から絶賛しています”とお墨付きを与えた。
「普段なら相手にしないネットニュースに桑田さんが反応したことが異例。NHK側から何らかのアプローチがあったのでは、とさえささやかれました」(前出・音楽関係者)
3つ目は、「口パク」である。
「スタジオ外で中継での歌唱だったため、“本当に生歌唱?”という疑問の声が上がりました。しかし、歌ってみれば高く艶やかな声の伸びた、文句のつけようのないパフォーマンス。視聴者からは“口パクだと思っていたけど、違ったの?”という声が上がるほどでした」(前出・テレビ局関係者)
今年はどんな活躍を見せるのか。
※女性セブン2019年1月17・24日号