腰痛や肩こりの症状を抑える湿布には、温かく感じるタイプと冷たく感じるタイプがある。はたしてどちらのタイプがよいのだろうか。秋津医院院長の秋津壽男医師が語る。
「両方とも同じ消炎鎮痛剤が含まれているので、基本的な効果は同じです。ただし温湿布には温かさを感じさせるため、唐辛子成分のカプサイシンが配合されています。
皮膚が弱まっている高齢者が温湿布を使用すると、その成分の影響で肌がただれる可能性があり、冷湿布のほうが安心です」
この時期の冷湿布は「冷たくてイヤ」という人にはこんな裏技がある。
「冷湿布が冷たくて貼れないという人は、こたつの中やストーブの前で温めてから貼ると冷たさを感じません。
ただし湿布をあまり貼りすぎると皮膚障害などが生じるので、注意事項を守って利用してください」(秋津医師)
※週刊ポスト2019年1月11日号