ストーブリーグ最大の話題は、やはり丸佳浩(29)の巨人へのFA移籍だ。
人的補償に生え抜きの長野久義(34)が選ばれたことも波紋を広げるが、長嶋茂雄監督時代に代打の切り札として活躍し、コーチ就任後は松井秀喜氏らを育てた淡口憲治氏(66)は肯定派だ。
「丸くんは三拍子そろった最高のバッター。若手が伸び悩んでいるからこそ、これぐらいの補強をしないとV奪還ができないという意志の現われでしょう」
ただ、その起用法については「本来は4番だろうが、チームの将来のためにも若い岡本和真くん(22)が4番に座るのが理想ではないか」とする。
新戦力を活かしながら、生え抜きを育てるわけだ。
「原(辰徳)監督は丸くんの加入でいろんな戦い方の引き出しを持つことになり、様々な手札を組み合わせて有利にゲームを進められます。理想的なメンバーの加入によって、広島と優勝を争うことになるでしょう」
※週刊ポスト2019年1月18・25日号