放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回はジャニーズの人気グループ、Kis-My-Ft2について。
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この時期、各社が持ち回りで編集する「ジャニーズ事務所公認カレンダー」。予約の締め切りが、いよいよ1月22日に迫ってきた。
今年、小学館が担当しているのは、Kis-My-Ft2。実は4年前にも担当しており、今回で2回目だ。
前回、メンバーは海外での撮影を熱望していたのだがスケジュールの都合で叶わず。当時の担当者がライブツアー先のナゴヤドームまで打ち合わせに行っていたのを思い出す。とてもではないが、海外に出かけるスケジュールが捻出できなかったのだと思われる。
今冬も5年ぶりとなる冬場のドームコンサートが京セラドーム(大阪)と東京ドームであり、そのリハーサルなどを考えれば、海外ロケは夢のまた夢だったが、奇跡的にスケジュールが出て、キスマイの事務所公認カレンダーとしては初の海外ロケが昨秋に実現できたのである。
ロケ地は台湾。日本文化が街並みに残る迪化街や、メンバーの千賀健永の希望で急遽、行くことになった人気パワースポットの龍山寺、日本でいうと吉祥寺のような雰囲気の富錦街などなど、1泊2日ながら、メンバーも、事務所公認カレンダー初の海外ロケに満足気だったと聞く。
なかでも印象的なエピソードを藤ヶ谷太輔が話してくれた。それは、初日、夜市に出かけた後、、ホテルに戻り、千賀と横尾渉と藤ヶ谷で足つぼマッサージ店に行ったときの話。
台湾の足つぼマッサージといえば、本場中の本場であり、日本のバラエティー番組でも、台湾の施術者による足裏の反射区にピンポイントで押されるそれは、罰ゲームに使われることもあるほど痛いものだ。
「どこが痛いかわからないほど、めちゃくちゃ痛かった」と振り返る藤ヶ谷。3人の中で、もっとも痛がったのは千賀だったそうで、藤ヶ谷は、その大きなリアクションと、それを見ていた周囲のお客や施術者の爆笑を見て、「キスマイ、アジアのバラエティーでもイケるかもしれない」と思ったそうである。
キスマイは、ジャニーズの歴代グループの中でも、もっとも芸人との共演番組が多いと言っても過言ではない。
デビューの翌年に“バラエティーの基本”を叩き込んでくれたのは、『濱キス』(テレビ朝日系)で共演した、よゐこの濱口優。