2018年は17年ぶりに最下位へ沈んだ阪神タイガース。2019年シーズンへ向け矢野燿大新監督(50)が就任。先発投手陣については、元オリックスの西勇輝(28)や元中日のガルシア(29)ら積極的な補強でテコ入れをした。野村克也監督の下でサイドスローに転向し、“松井秀喜キラー”として名を馳せた遠山奬志氏(51)は、古巣のプルペンをこう分析する。
「矢野監督が“藤川球児(38)を抑えにしたい”と取材に答えていた。年齢はあるが、球児の球のキレを評価しているのでしょう。昨季途中から中継ぎに転向した39歳の能見篤史を、そのままブルペンの柱とするのも適正だと思う。
高卒4年目の望月惇志(21)、3年目の才木浩人(20)、浜地真澄(20)の『若虎三銃士』も未知数だが成長株です。投手王国も目指せる」
遠山氏は「新監督ですぐ変わるほど甘くない」としながらも、Aクラス入り3位を予想し期待をにじませた。
※週刊ポスト2019年1月18・25日号